対・上司作戦〈べからず〉
- これまでの悪口を言うべからず。
- 殻に閉じこもるべからず。 ― あなたの方から近付いていこう。自分は仕事ができるから大丈夫などと思っていてはいけない。
- 不快な不意打ちを与えるべからず。 ― 上司が重大視するのは、むしろ問題が起きたときにすぐに報告しないことなのだ。重大な問題が他のルートから上司の耳に入るのは最悪である。
- 問題だけを上司に押しつけるべからず。 ― 解決策も用意していくこと。何が問題でどんな助けが必要か、数分程度でわかるように整理しておくこと。
- 不要なことまで逐一報告するべからず。 ― 「何をしたいか、どうしてほしいか、それだけを言いに来たまえ」
- 上司を変えようと思うべからず。 ― 上司の癖や習慣には、あなたが合わせてあげよう。
対・上司作戦〈べし〉
- 上司とうまくやるのは100%部下の仕事と心得るべし。― 上司の方からあなたに手を差しのべ必要な助けを与えてくれるなどと期待してはいけない。
- 早い時期にお互いの期待をはっきりさせるべし。― 悪いニュースは包み隠さず報告して、過剰な期待を抱かせないように。その後も定期的に話し合い、上司の期待が膨れあがらないよう牽制しよう。
- 期限を交渉すべし。― 新しい職場の問題を診断し、どんな手を打つか考える猶予期間をもらわなければならない。
- 緒戦の勝利は、上司が重視する分野で目指すべし。
- 上司が信頼する人に好感を持ってもらうべし。
説教くさい押しつけにならないように、こうした事項を若手へ伝えることができればよいのだけれど。