2009年3月29日日曜日

自転車


久しぶりに、自転車に長時間乗った。メニエール病や風邪のため、昨年末に江ノ島に行って以来となる。

体力が衰えていることが心配だったので、往復で25km程の横浜ベイサイドマリーナを目的地とした。爽快だった。具体的に体を動かすことは、やはり大切だと感じた。

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早起き

社員が残業しない(させない)ことで有名になった会社の人と話したことがある。本当に残業しないのか、と尋ねると、(たしか)18時になったら本当に仕事を終えて帰宅するとのこと。

「その代わり、朝は7時前には出社するんですよ。」

なるほど、サービス残業という言葉はあるけれど、サービス早出とかサービス早朝勤務という言葉はないと思った。一方、労働強化という言葉はある。これは一種の労働強化なのだなとそのとき感じた。この会社の社長が書いた本を最近になって読んだところ、ほぼ印象通りであった。残業しない/させない会社って、かえって社員には厳しかったり、きつかったりするのだろう。

3月24日(火)の夜、急いで終わらせなければならない仕事が急に入ったため、翌朝早起きをし、7:00過ぎには会社で仕事を始めた。9:00までPCに向かい、昼過ぎまで取引先を訪問する。帰社後、16:00を過ぎると仕事に集中できなくなってきた。疲れたのか、使い物にならない。勤務開始から9時間。少し休憩して、終業時刻の18:00を過ぎたら早々に帰宅した

いつもは9:30の始業時刻ぎりぎりに会社に到着する。夕方くらいからエンジンが徐々にかかり始め、だらだらと残業し、会社を出るのが20時前であることはない。生活パタンを2時間半早められれば、確かに仕事の密度は上がり、家族と過ごす時間も増えそうな気がしてきた。

でも、だらだらと残業したり、だらだらと夜更かしして、とりとめもなく過ごす時間を捨てられるだろうか。こういう無償の時間の断片を、不要なものとして切り捨てようとして、長い間失敗してきたのではなかったか。こういう時間を愛惜するのは、否定すべきことなのだろうか。

一人息子が小学校へ進学する4月から、最低30分は早起きをしなければならなくなる。生活にしみこんだ「だらだら」癖を、ちょっとだけ減らすことになる。ちょっとだけ不安を感じている。

卒園


一人息子が通った保育園の卒園式と謝恩会が、3月21日(土)にあった。大きな病気や障害がなく小学校へ無事に入学できることに安心する。

その前日は、学童保育クラブの説明会に参加した。両親が共に働くこと、夜まで自宅には人がいないことは、彼にとってもう当たり前のことのようだ。

謝恩会からの帰り道、一人息子はなぜかめそめそ泣いていた。彼でも感傷的になるのか、単に友達ともっと遊びたかったからなのかはわからない。いい親父のふりをしたい私は、理由を何も聞かなかった。謝恩会で、気取って食事を余り取らなかった私は、お腹が空いていた。彼も私も大好きなバームクーヘンの大きいのを1個、子供にかこつけて買い、二人で分け合って食べた。

2009年3月15日日曜日

デジタルカメラを購入した ― 2

デジタルカメラを先日購入した際の選定方法を記しておく。
(1) 現在使っている機材のメーカーに加えて、シェアや評判の高い数社のホームページで仕様を比較する。通販サイトや価格情報サイトにあったユーザーの評価も補助的に使用した。
(2) 店舗で購入するつもりは最初からほとんどない。基本的に、通信販売の方が費用も時間も節約できると考えていた。手触りや操作感、仕上げの品質、アフターサービスなどで、購入後に失望する可能性はほとんどないと信じられた。
(3) 通販サイトや価格情報サイトで価格帯を確認する。
(4) 3月12日発売の新製品なので、カタログ上の性能やセールスポイントが優れていたこと(新しくて性能がよいものが私は好きなのだ)、現在使っている機材と同一のメーカーなので、メモリーカードやバッテリーが使用できることなどから、購入機種を決定。
(5) ユーザーからの評判が高く販売価格の安い通販サイトを、価格情報サイトから選ぶ。

自分の中で、このブランドに対する信頼が高いことにいささか驚いた。このメーカーのものであれば満足できるだろうと信用していた。また、3~4万円程度の買い物であれば、購入に時間をかけたくないと感じてしまう。品質などに対する不安がなく、情報が十分に提供されていれば、もっと高額なものでも通販で購入するだろう。時間が貴重になっているからかもしれないし、店舗での購入が煩わしく、店舗で得られる情報が不十分だと感じているからかもしれない。

(1) この商品の発売日である3月12日(木)の昼休み12:50PM頃に、通販サイトで購入を申し込む。
(2) 申し込みの確認と、金額、入金方法に関するメールを通販会社から受信。この間、5分程。
(3) インターネットで指定銀行口座へ代金を振り込み。
(4) 入金確認と発送完了のメールを当日の16時過ぎに通販会社から受信。丁寧な文面で、送り状番号なども漏れなく記載されていた。
(5) 配達日時として指定した3月14日(土)午前中に商品を受領。

この早さと利便さには、とても満足している。通販サイトの利用率は一層増えていくに違いない。また、通販業に参入するのであれば、ユーザーへの反応を限りなく素早く行うこと、提供する情報の品質を向上させることへ、資源を集中する必要があるのだろう。

デジタルカメラを購入した ― 1

デジタルカメラを購入した。一人息子の保育園の卒園式と謝恩会を来週撮影するために、現在の機材では機能が不足すると思えたことがきっかけだ。
パンやキュウリや卵を買ったことはブログの話題にしにくいが、デジタル系のおもちゃを買えば話題にできる。商品自体も購入形態も日々の変化が大きく、大きく変化したことに対する驚きを、大雑把に述べることは容易だからだと思える。映画や本の書評、子供の成長がブログの話題にしやすいことと共通しているのだろう。
今、そうした「変化が大きいこと」ばかりが頭の中を大きく占有していることを、ある程度まで拒否したいと私は何となく感じている。
こうした物質的な変化が自分を豊かにしてくれる時期が、過ぎてしまったのかもしれない。日常生活の中に、精神的な欠乏感を感じているからかもしれない。渇望するような目標や熱中する趣味を失っているからかもしれない。
パンやキュウリや卵を買っているときに感じることや、生活することの意味、ふと感じる矮小感を文章に書き表すことはどうして難しいのだろう。何気なく妻と話をするときに感じる親和感と緊張感の変化、子供を保育園に送るときつなぐ手の暖かさと喪失の予感、職場でのもどかしさや自己矛盾などなど。もっと、日常の現実の自分を掘り起こしていくために、私は文章を書くことにしたのではなかったか。