2009年10月25日日曜日

ツイッターを使ってみたが、居心地が悪い

ツイッターを始めたが、居心地が悪くて全然続かない。いくつか書き込みをしてみたが、読み返してみたら耐えられなくなったので、全部消してしまった。この居心地の悪さが何かと思っていたら、この書き込みで言及されている「気持ち悪さ」が割と当てはまっている感じがした。

2009-07-27 なんとかなう問題
http://d.hatena.ne.jp/RRD/20090727/1248682147

ま、ツイッターの使い途は「なう」だけではないと思われるので、もう少しいじって考えてみたいと思っている。

2009年10月18日日曜日

メールと掲示板

会社のグループウェアをロータスノーツ(Lotus Notes)からINSUITE/Sma@rtDBへ移管することになって、職場での情報をどのように共有していけばよいのかについて改めて考えている。
さしあたって、複数の受け手を対象として情報を発信する際(複数の人によるディスカッションは、とりあえず対象から外しておく)、メールと掲示板はどのように使い分けるのがよいのだろう。
  • A 同報メールを送る。
  • B 掲示板に掲示する。
という選択があって、さらに掲示板では、
  • A-a どういう組織・職掌ごとに掲示板を作るのか。
という選択を行うことになる。

A 同報メールのメリット
  • 送り手の心理的ハードルが低いため、情報が発信されやすい。
心理的ハードルが高いと、メッセンジャーや電話を使われてしまったり、情報を発信すること自体を止めてしまう可能性すらある。心理的ハードルとしては...
  1. 読まれたくない人、特に階層の離れた上司(社長とか!)に読まれてしまう。
  2. 発信した情報に誤りがあったときのリスクが大きい。
...などが考えられる。
  • ほぼ確実にかつ速やかに、受け手に情報が届く。
メールは私信としてほぼ毎日読まれるが、掲示板は見逃されたり見る頻度が少ない場合がある。特に、多くの掲示板が乱立していると、その可能性も高まる。

B 掲示板のメリット
  • 情報の用途や対象が限定されており、結論や結果に近い情報が掲示されることが多いため、メールと比較して情報を再利用しやすい。
データベースの横断検索やデスクトップ検索などの検索プログラムによって、情報の再利用は極めて容易になった。だが、対象となる情報量が余りに多くなってきているので、希望する情報へ到達することが難しいことも多い。扱う事項が部門横断的だったり過去長期間に渡ると、キーワードを工夫しても検索結果が多くなりすぎてしまうことがある。
  • 送り手が予期していなかった受け手も参照することができる。
異動や組織変更が頻繁にある中で、異なる担当者が10年後にも情報を受け取ることができる。異動や組織変更があっても、個人のメールの内容が引き継がれることは今後も期待できないし、もちろん自分もしたくない。
また、送り手の想定していなかった他部門の人が、同様の課題を抱えており、その情報を活用する可能性は十分にある。情報自体の活用を超えて、受け手が他部門の業務内容を知り、予期せぬ相互の協力関係が生まる可能性が捨てられない。すべての情報をメールにできない大きな理由がこれだ。

引き続き、考えていくことになる。

2009年10月17日土曜日

ノーマライゼーション

自分が担当する職場の部署に、聴覚障害を持った社員が入って3ヶ月ほどになる。障害を持った人を自分のチームに迎えるのは初めてのことだ。

聴覚障害を持った人に関する知識を事前に収集する。独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構(http://www.jeed.or.jp/)が作成するパンフレットは役に立った。スタッフへの啓蒙のために20部ほしいと依頼したら、ありがたいことに即座に無償で送ってくれた。

顔合わせの面接で、まとまった量の筆談を初めて体験する。口頭では考えもなしに使っている「それでさー」とか「関係ないかもしれないけどさー」などの会話をつなぐ接続句(のようなもの)や、「~だよねぇ」とか「~じゃん」などの文末のニュアンスを表す句を、どのように取り扱えばいいかが分からない。書くのが億劫になってぶっきらぼうな印象になるのは嫌だが、言いたいことを書くのに時間がかかるのは、まだるっこしい。

筆談では、友人宛のカジュアルなメールを書くような文章・文体を使うのが良いと、今では考えている。まず最初に、筆談でも挨拶すること。「こんにちは」でも「元気?」でもいい。こうすると、相手の考えや意見ではなく、相手自身にこちらの関心があることを示すことができるような気がする。また、筆談では文字と筆記具ばかりを見がちになり、相手と顔を合わせることが少なくなるのもいけない。字は汚くなったとしても、書きながらできるだけ顔を持ち上げて相手の顔を見るようにし、こちらの表情からもメッセージやトーンが伝わるように心がける。確かに、手話ができればその方がはるかに効率的なのだろう。手話の入門書は購入していたが、早々に挫折した。

入社から1ヶ月ほどして、この人は、「社会」とか「職場」に接した経験が極めて少ないことが分かってきた。聴覚障害を持った人が一般的にそうなのかは知らない。
  • 遅刻をしない。
  • 勤務時間中は担当する業務に集中して取り組む。
  • 遅刻をせず勤務中に業務に集中するために、仕事の前日は早く寝て睡眠を十分に取る。
  • 仕事を休むときは、速やかに会社へ連絡を入れる。
  • 分からないことや困ったことがあったら、自ら伝える。
  • etc.
こうしたことから伝えていかなくてはならない。聴覚障害よりも、常識(と私が考えていたもの)の違いの方が、乗り越えるのが難しいかもしれない。

このままでは彼はおそらく、私の会社に定着することはできないだろう。彼は自分の居場所を社会のどこかに見つけることができるのだろうか。

2009年10月10日土曜日

ロータス・ノーツの文書の書き出し

会社のグループウェアが、ロータスノーツ(Lotus Notes)からINSUITE/Sma@rtDBへ移管されることになった。

10数年来使ってきたノーツには、極めて多くの情報が蓄積されている。新しい環境へすべての情報を移管するのは無理だとしても、ノーツがなくても過去の情報を検索/参照できるようにしたいと強く思っていた。これまでも何度か、ノーツデータベースのすべての文書をノーツの外部へ一括して取り出す/書き出す方法について調べたことはあったのだが、リッチテキストや添付ファイルを適切に書き出すことができなかった。

解決策を探して検索を続けていたら、Lotus Notes HTML Export Plug-Inに出会うことができた。
ビューと文書をHTMLのファイルで書き出すことができ、画像や表が貼り込まれたリッチテキストフィールドや添付ファイルも変換してくれる。HTMLファイルなので、全文検索はデスクトップ検索で行えばよく、ノーツに保存された古いコンテンツを保存/参照するには十分な結果が得られた。インストールや操作も簡単なので、一般のスタッフにも勧められる。作者の方には感謝するばかりだ。

このプラグイン、インターネット上では余り話題になっていないのか、Googleの検索にはかかりにくいように思われたが、この機能を必要としているノーツのユーザーはとても多い気がする。とりあえず、社内には吹聴して回ろうと思う。