人と話すとき、特に仕事の会議で議論するときに、同意できない意見に出くわす。自分の感情がコントロールできていないと最も感じるときだ。つい自分の「正しい」意見を押し通してしまう。相手の弱点を突いて論破してしまう。説得されたように見える相手は議論を終結させるが、共感も同意もしていない。
45歳になっても、分かってはいるのだが実行できない事柄の数は、一向に減らない。新しい考え方に出会うことは、だんだんと少なくなっているのだが。
カーネギーの「人を動かす
」を読んだ。そう、頭では分かっているのだ。議論に勝つ唯一の方法は、議論を避けることだと。だが今の自分はまだ...
- 発言すること、感情を吐露すること自体が目的になってしまっている。発散や開放に引きずられてしまうのだ。
- 引き続いて起こるであろう事象を、その瞬間に予測できていない。自分が議論に勝つことと、自分の望む結果・状態を得ることが、結びつかない。
- 工夫やアイデアが不足している。一瞬の感情の発露を抑えるための「舌を噛む」工夫だ。
とにかく、相手が存在することの価値を認めて表明しようと思う。「おもしろい意見ですね」、「私には考え付かなかった」と言い、相手を肯定するように質問し、否定的であることを気付かせないようにしていかねば。
人を説得する十二原則
- 議論を避ける
- 誤りを指摘しない
- 誤りを認める
- おだやかに話す
- 相手が“イエス”と答えられる問題を選ぶ
- 相手にしゃべらせる。
- 相手に思いつかせる。
- 人の身になる
- 相手の考えや希望に対して同情を持つ。
- 美しい心情に呼びかける
- 演出を考える
- 対抗意識を刺激する