
4月1日(水)は、一人息子が学童保育クラブへ通い始める日だ。小学校の校舎の一部屋が、学童保育クラブに割り当てられていて、朝8:30から夜19:00まで専従の職員が子供を預かってくれる。
始業式前の小学校はまだ人の気配がほとんどなく、何となく心細い。所定の部屋の前まで行くと、専従の職員と、先に来ていた先輩となる子供が二人、我々を迎えてくれた。不安そうな顔をしていた息子は、珍しく自分から「おはようございます」と挨拶し、下駄箱に靴を入れると、私にちょっとだけ手を振って先輩の子供と部屋へ入っていった。
物心が付いた頃にはもう保育園へ通っていた息子は、自分の境遇をきちんと受け入れている。初めての環境に立ち向かっている彼を、今は信頼することにして職場へ向かった。