
一人息子の小学校の入学式が4月6日(月)に終わった。午後から会社へ行く。
その日の夕方に息子は初めて一人でお使いに行ったのだと、帰宅後に妻が教えてくれた。「一人で行けると思う」と息子は言い、1,000円札の入った財布を首から提げて、近くのスーパーマーケットでブロッコリーとヤクルトを買ってきたのだという。「レシートもらうのを忘れちゃったんだよ」と言いながら、息子は満足そうだった。
7日(火)から通常の登校が始まった。初日は校門の近くまで、息子と一緒に歩くことにする。同じクラスで隣の席になる子と途中で会った。この子はもう、一人で登校している。校門が近づいてきて、「もうここから一人で行く」と息子は言い、その子と一緒に私から離れていった。
8日(水)の朝は、小学校へ歩き始めてまもなく、「もう一人で行けると思う」と息子は言った。交通安全の黄色いカバーがかかったランドセルを背負い、大きな道具箱の入った袋を右手に、学童保育クラブで食べる弁当の袋を左手に持って、彼は川沿いの道を一人で歩いていった。荷物ばかりが大きい彼を見送りながら、私は電車の線路の方へ左折する。踏切の遮断機が下りたままだったのを幸いに、小さな後ろ姿が見えなくなるまで線路脇に立っていた。
自分の生活にきちんと立ち向かおうとしている小さな息子が愛おしい。そして、こうして自立しながら親から離れていくのだろうと思い、少し切ない。
7日(火)から通常の登校が始まった。初日は校門の近くまで、息子と一緒に歩くことにする。同じクラスで隣の席になる子と途中で会った。この子はもう、一人で登校している。校門が近づいてきて、「もうここから一人で行く」と息子は言い、その子と一緒に私から離れていった。
8日(水)の朝は、小学校へ歩き始めてまもなく、「もう一人で行けると思う」と息子は言った。交通安全の黄色いカバーがかかったランドセルを背負い、大きな道具箱の入った袋を右手に、学童保育クラブで食べる弁当の袋を左手に持って、彼は川沿いの道を一人で歩いていった。荷物ばかりが大きい彼を見送りながら、私は電車の線路の方へ左折する。踏切の遮断機が下りたままだったのを幸いに、小さな後ろ姿が見えなくなるまで線路脇に立っていた。
自分の生活にきちんと立ち向かおうとしている小さな息子が愛おしい。そして、こうして自立しながら親から離れていくのだろうと思い、少し切ない。